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台湾のゲイ治事情2 -バカにされた牧師-

前回に引き続き、台湾のゲイの間で流行っているものを紹介します。


台湾のとある教会での、牧師さん(女性)の演説。

彼女の話がとても反同性愛的で、超自然的なことから、
ゲイの間では笑い者になってしまいました。

彼女に対して反感を買うというよりは話の内容が
ぶっ飛びすぎててもう笑うしかないというところ。

海外のニュースサイトでも、取り上げられています。
タイトルは「台湾の牧師、ゲイにあざ笑われる」。
http://www.gaystarnews.com/article/anti-gay-pastor-widely-taunted-taiwan211213


問題となった彼女の演説の動画のリンクを貼っておきますが、英語字幕の中国語音声なので、下に簡単に彼女の演説内容を紹介します。




彼女がいうには、
「同性愛は、罠である。
魔術の一種であり、彼らに関わる者は
魂を転移され、同性愛になってしまう。

今夜、私が神の名のもとにあなたたちの
同性愛者との関わりの一切を断ち切ります。」

ここで目に見えない剣(「勝利の剣」と彼女は呼ぶ)を取り出し、
信者の前で振りまわしながら、同性愛者との関わりを断ち切り、
精魂転移の魔術(?)を成敗したのでした。

さらに、彼女がいうには

「今年の夏、アメリカに行く前、
洗濯機に白い布を入れようとしたところ、
2つのダイヤモンドを発見した。
2つだけなんておかしい!
今年は5倍のはずじゃないか!?(なにが?)
探したら、あと2個見つかって、
最終的に5つ見つかったの!」

と主張しています。

何を言っているのか理解不能。

神がダイヤモンドをくれるの?5倍ってなに?


そんなわけで、彼女のこの演説の音声データをもとに
数々の音楽リミックスが作られ、(リアーナやPSYともコラボしてる)
映像作品もアップロードされ、たくさんのおもしろおかしい合成写真も出回ることになりました。



いくつか紹介します。

台湾でもすごく人気だった半沢直樹とかけて、
「五倍返しのダイヤモンド」の画像。

131229-1.jpg


そして、出回ってる彼女の曲のリミックス版のカバー。

131229-2.jpg



映像作品は、Youtubeにアップされているだけでも、40作品以上。
ここで一番セクシーなものを紹介しておきます。
動画の内容はヨーロッパで行われるホワイトパーティー「SANSATION」と、AndrewChristian(男性下着ブランド)のプロモーションビデオ、そしてハリーポッターとかを組み合わせて編集した動画になっています。

131229-3.jpg

131229-4.jpg

131229-5.jpg





もっと興味のある方は
検索で「MCMJ」もしくは「美江」(牧師さんの名前)と検索すればいろいろ出てきます。

↓は動画作品のまとめサイト。
http://mcmj.tw/



そんなこんなでゲイバーに行けば彼女の歌が延々と流れています。
さらには、ダイヤモンドをキャッチする携帯のアプリまで出回る始末。

ほんとに、オカマを怒らせたら怖いですね。

ではまたね!

台湾のゲイ治事情

今回は最近の台湾の政治事情を少し。

といってもぼくもそんなに政治とか詳しくないけど、台湾に住んでいると台湾人の子が日本よりもはるかに政治に対して関心が高いことに気づかされます。

とにかくデモが多い!同性愛だけでなく、政治や総統に対する不満など。

なによりも人権を尊重しているみたいです。


8月ごろに、兵役中の子が体罰を受けて死亡した時は、国民の怒りが爆発。
10万人もの人が総統府に集まって抗議のデモを起こし、レミゼラブルの歌を大合唱し、ニュースでは彼の友達が作った思い出のアルバムがずっと流される事態に。

131228-1.jpg

↑白い小さいのが全部抗議の人たち。(当日は白い服を着るという決まりがあったため)



そして10月26日には台北で毎年行われるゲイパレード。
6万人規模とかなりの人数で、台湾人はノンケ同士でも気軽に参加したりする感覚らしいです。


そんなパレードのなか、同性婚の法案が一次審査を通過。
台湾のゲイはみな、台湾こそがアジアで最初に同性婚が可決される国だと信じて止みませんでした。

しかし、そううまく事が運ぶことはなく、キリスト教の勢力、そして婚姻の伝統、結婚の本来の姿、これがアメリカと同じようにネックとなり、論点にもなっています。


そして12月1日。
台北で大きなデモが起こりました。

それが「同性婚反対デモ」


そして、そのデモにさらに「反対!『同性婚反対』デモ」

として、たくさんのゲイやアライアンス(理解者)も抗議にいきました。


ーーそして予想以上の盛り上がり。

当日、反同性婚の団体が、同性愛者を手をつないで囲んでしまう事態がいろんなところで発生。

ちょうど昔遊んだ(?)「かごめかごめ」のように、手をつないで囲って、中にいる同性愛者の身動きを封じ込めてしまいました。


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動画も。反対派の人たちが協力して同性愛者を囲い込んでいます。




中の人がどう言っても周りの人は解放せず、耳も貸さない状態。

だけどそんな不利な状況の中でも
勇敢に権利を訴えている姿がとても感動的で、同時にとても切なさをも感じます。

131228-3.jpg


↑婚姻の権利は平等だと主張しています。




そして、数日後にはFacebook上で当日の様子の動画をアップロードし、
同性愛者や理解者を囲んだ事や、彼らの主張がまったく理論的でないと、批判をしたり、風刺画像を描いたする人が続出しました。

この滑稽なかごめかごめ作戦(?)は数週間の間、ゲイのなかでちょっとした話題になることに。

いくつかFacebook上で流行ったものを載せておきます。

121228-4.jpg



いちおう日本語訳も
131228-5.jpg


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ナルトもパロディにされてるけど、これは難しくて訳せない…
131228-7.jpg



こういったものは笑いのネタとして若者の間で流行っていきますが、
やはりその根底には台湾の人たちが自分たちの力でなんとか社会を変えて行こうとしている力強さがとても伝わってきます。


現地に住んでいないとさすがにここまでの事は知れないと思うし、
それだけでも留学している甲斐があるというもの。

だけど、ぼくの乏しい政治への理解力と語学力では伝えるのはなかなか難しい…




そして最近、またひとつ新しい流行が。

それはとあるキリスト教の牧師(女性)さんの話。
彼女の演説がとんでもなく反同性愛的であるとともに、
超自然的でなんとも理解しがたいもののため、
これまた台湾中のゲイの笑い者にされてしまいました。


詳しくはまた次の記事に!

年末、みんな暖かくしてね!

室内プールの情事

前回、屋外プールでの情事をいろいろと書きましたが、今回は室内プールです。


さて、台北もどんどん冷えてきて、屋外プールに行くわけにもいかなくなったアンデス。

区営の室内プールを近所に見つけたので、そこに行ってみる事にしました。

ぼくはいつも学校の授業が終わる午後3時過ぎに行くのだけど、
この時間帯は人がほとんどいなく、場合によっては1コース1人だけで泳げるのですごく快適!

まあ、大学のプールの時みたいにイケメンばっかりー!というわけにはいかなくとも、
ちらほらとカッコいい人が…


いない!


まったくもっていない!


いるのは、優雅に泳いでるおじいちゃんたちだけ。


いや、なにも悪い事ではないし、とても健康的でいいのだけれど、
はじめは大学のプールとのギャップに戸惑い、
あのイケメンパラダイスのプールサイドには二度と戻れないのだと、
毎晩枕を濡らす日々でした。(おおげさ)


そしてぼくが室内プールに通い始めてたったの3回目のこと。

泳ぎ終わって服を着替えていると、おなじく泳ぎ終わった若い子が更衣室にやってきた。
若い子と言ってもぼくと同じ26歳ぐらい。
普段はおじいさんしかいないのにめずらしいなと思って、ちらちら彼を見ていると
なんとなく彼と目が合う気がする。
それでもあまり気にせず着替えをしていると、

「毎日、君のこと見かけるよ」
と彼から声をかけてきた。

毎日? といっても3回しか来てないけどな…
と自問自答しながらも、彼と話し始めるアンデス。

彼もぼくと同じ大学で、住んでる場所も同じこの近く。
だけど、年齢は19歳と聞いてびっくり。

必死でそれまでなんとなく彼のことをかわいいと思っていた
その考えを慌てて捨て去る。



ダメ!絶対!未成年。

変なスローガンが頭の中を巡る。

いや、でも台湾では18歳で成年だしな。
日本でも条例では18歳以上ならいろいろとエロも大丈夫なはずだ。

とかなんとかいろいろ考えていたが、やはり変な事はできない。

そもそも彼はノンケなのかもしれないのだ。

そうだ。しかもメガネをかけてちょっと冴えない感じの彼。

きっと女の子とエッチした事ないのだろう。童貞なんだきっと。(失礼)

といろいろ考えていると、突然彼が話題を変えて

「結婚してるの?」

「え?結婚? してないよ(汗)」

「彼女は?」

「いないよ。てかゲイだし」

彼の質問の意図が分からなかったのと、
めんどくさいので、とっさにカミングアウト。

すると、彼はぼくの腕をつかみ、

「そうなんだ、じゃこっち行こうよ」

と強引にシャワー室のほうへ連れて行かれてしまう。


頭の中で

シャワー室 パート2...

え?なに??

これって、しゃ、しゃわーしぃつ!!ぱぁーとーーとぅーーーー?!!



シャワー室に連れて行かれる途中、

「ぼくはゲイじゃないんだけどね、でも興味があるんだ。」

と彼は丁寧に付け加えていました。



19歳といいつつ、彼は強引にぼくのさっき履いたばっかりのズボンとパンツを脱がし、
いきなり手コキを始める。

「もうこんなに硬くなってるよ。」

まてまて。ぼくにそんな口聞くのかこのガキは。

とか思いつつ、彼にされるがままのアンデス。

そう言いつつ、彼もビンビンだったので、彼のも手コキしてあげると

すぐにイキそうになり、彼の腰が離れる。

どうやら彼はイキたくないみたい。


ぼくだけそのまま彼に手コキでイカせてもらうと、
そそくさと着替えて2人でプールをあとにしました。




結局、彼とは連絡先を交換しなかったけど、
そのあともプールで会い、彼がシャワー室で情事を繰り返したアンデス。

だけど、先週右目が結膜炎になり(原因は不明。多分プールか顔射)、
当分プールに行けなくなりました。

またプールで彼に会えるのを期待しつつ、今はプールもセックスも休養中のアンデスでした。

あ、セックスは休養してなかった!


またね!

ひと夏の経験 -屋外のプール-

台湾に来てからプールによく行くようになったアンデス。
夏はほぼ毎日、大学のプールに通っていました

なぜなら大学の屋外プールはイケメンだらけ!

しかも結論から言うとほぼゲイ!

台湾の大学生のゲイにこんなにたくさん、しかもほぼ全裸の状態でお目にかかれるなんて、
それこそ願ってもみない出来事でした。

131222-1.jpg


そもそもぼくがプールに行き始めたのは、運動不足解消のため。

はじめは大学のジムに行ってみたのだけど、更衣室の使い勝手が悪い(着替えるスペースがせまい)のと、
毎日教科書やらノートやら持っていく上に、運動靴とスポーツウェアーも持っていくのはかさばる。
しかも、毎日洗濯しなくちゃいけないのが面倒でした。

なので、せっかくの南国の台湾!毎日強い日差しを受けて生活していれば
プールに行ってみたくなるというもの!
それに、プールなら水着だけでいいし、ちょっと水でゆすいで乾かせば毎日使える!
しかも、大学のプールは1ヶ月使い放題で350円と超安い!というかタダ同然。

とだらだら理由を述べたけど、、ほんとはイケメンの体が見たいって素直に言えばいいのか…


そんな感じで、プールに通い始めると、想像以上にイケメンが多いことを発見。
気がつけば毎日通ってしまっていたのでした(笑)

そしてそこで毎日顔を見る人もいて、声をかけてもらったり、声をかけたりして、
知り合いもできました。

そんなある日、いつものように更衣室で水着に着替えていると、別の人が入ってきて
ぼくのことを見かけたとたんわざわざ隣まで来て着替え始めた。
(あとで聞いたらぼくのパンツの色が明るくて、一目でゲイだと分かったからだそう)
それからシャワーを浴びると、彼も隣にきた。

ちなみに、このプールのシャワーは、オープンスペースと個室と半分ずつあるが、
ぼくが浴びていたのはオープンのほう。つまり仕切りなど一切無く周りからすべて丸見えのシャワー。

131222-2.jpg


ぼくは気にしない振りをしていたけど、彼が隣に立ったことで、明らかに下半身は反応し始めていた。
その間彼と自然に会話をし始めていたけど、そのうち彼もぼくの変化に気づく。

そして彼が、
「個室に入ろうよ、俺が体洗ってあげる。」

ぼくはひと言、うん。と答えて個室に入り、
案の定、しごき合いに。

それにしても、プールのシャワー室でというのは全くの初めての体験だったので
かなり興奮しました。


これが7月のこと。それからこのプールにはゲイが多いんじゃないかと
疑問を抱くようになったアンデス。

そしてついに知ってしまった。

この夏ぼくがプールで見つけたイケメンは、ほぼ全員ゲイ。

ほぼ全員ゲイ。


こんなことが、あっていいのか…

まさに願ったり叶ったりです。


もちろん、プールで手コキなんて、
そんなふしだらな行為はその一回きりでしたが、

そのあと知り合った人が、ゲイだったり、
別のノンケだと思ってた人が、その人と付き合った事があったり。


どこで誰がつながってるのか分からない感じですね。


そんな楽しい夏も終わり、
涼しくなってきて、すっかり秋の顔が見え始めた台北。
大学の屋外プールも例外に漏れず肌寒くなり
1人、また1人といつもの顔が見えなくなっていったのでした。


それでもぼくはプールに行くのが習慣になったし、
まだまだ屋外もそこまで寒くない!と頑張ってみました。

それも、11月の初旬には耐えきれず、ぼくも別の室内プールを探す事に。



それでは、今回はここまで!
次回は、室内プールでの情事を!またねー!
プロフィール

アンデス

Author:アンデス
ゲイ。26歳。台北市在住。

経歴:
21歳のときにアメリカへ半年間留学。
「海岸沿いゲイ留学記」というブログを綴る。
http://ameblo.jp/gayinlb/

22歳で映像の編集会社に入るも3年で辞職。

前から行きたかった台湾への語学留学を決断。今に至る。

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