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ご近所さんは…その3

ご近所さんは…その1

ご近所さんは…その2」の続き。


マッサージ師の彼と知り合ってから、早2、3週間。

宿題を教えてもらえるし、
ご飯も買ってきてくれるし、
ビールも一緒にのんだりするし、
エッチもするし… と喜んでいたアンデスでしたが、


だんだん、彼の存在が重くなってくる。

何も言わずとも、毎日18時になると電話がかかってきて、

「下についたから、開けて」と呼ばれる。

「下に着いてから電話するんじゃなくて、家を出る前に、行っていいか確認してよ!」
と思ってしまうのだけれど、言えない…


その頃には彼はまるで自分の家にいるように、気を使わなくなってきた。

・自分のiPadを持ち込んで映画をみる。

・ビールを買ってきてほとんど全部自分で飲む。

・煙草も吸ったりする。(換気扇か、窓を開けてしてくれる)


なにが、一番困るかというと、上の3つをぼくが寝たあとも続けていたということ。


ある日、ぼくが深夜2時ぐらいに「もう寝よう」と言っても、

彼は映画に夢中で、聞かない。

ぼくはひとり、寝室にこもって、布団をかぶって寝ようと思ったけど、
彼が見てる映画の音と、たまに彼が煙草を吸うときの
換気扇や、窓を開けたときの外の音がうるさくて寝付けなかった。

だけど、彼にはいつも宿題を手伝ってもらっているということもあって
あまり文句とか言いたくない…
今夜ぐらいは寝不足になっても大丈夫かなと我慢我慢…

結局、4時になって我慢できなくなって、
さすがに早く寝てほしいとお願いして、やっと寝てくれました。



少しは申し訳なく思ってるかなと思っていたけれど、

その次の日も何事もなかったかのように家にやってきた彼。

しかし、その日はほかの人と後で約束をしていた。

説明する時間もなく、とりあえず彼を家にあげる。

それから、「今日はあとで他の人と約束あるから、それまでしか居られないよ」と言うと、

彼はわかったと了解してくれた。



…ように見えたけど、30分ほどテレビを見ていると、
「じゃ帰る」とそそくさと帰っていってしまったのでした。


そして、帰った後に彼からメールが来る。


「もう、俺のこと好きじゃないんだ?」

「最近、俺を家に呼ばないよね?いつも俺から行くばっかり」

「俺たち彼氏じゃないの?」

とか、言い始めたので、必死で誤解だと説明…



これは、彼に限ったことではなく、全体的に、台湾の人は

「純粋」
というイメージ。

これは台湾に来てから数人の台湾人を通してぼくが感じた感想。

「純粋」「一途」、そして「束縛強い…」


「なんで好きじゃないのにキスしたの?」と言われたり、

「今日、これぼくの晩ご飯」と言うメールとともに数十枚の写真が添付されてきたり。



まあ、その辺はまた今度詳しく話すとして、彼に話を戻します。


それから決意して彼に本当のことを話すことに。

「ぼくが寝た後も映画見たりするのは辞めてほしい」と。

「でも、宿題を見てもらってるのは本当に感謝しているから
こんなこと言いたくない」のだということも、伝えました。


彼は「わかった」とひと言。





怒ったかな?と思ったけど、
彼は素直にぼくの言ったことをわかってくれたらしく


その後も、家にきて宿題を教えにきてくれています。


「眠くなったら言って。俺ちゃんと帰るから。」


と、言ってくれるようにもなりました。


ということで彼とはいろいろありましたが、今は落ち着いています。


ぼくが、他の人とエッチしているのも感づいているみたいで、

「今日、俺を呼んでくれたのは、宿題が多いから?
それとも、今夜の炮友(エッチ相手)が見つからなかったから?」


いつの間にか完全にビッチ扱いされてる(笑)


ということで、全3話でお送りしてきたマッサージ師の彼は
これでとりあえず終わります!


次はまた別のデートを紹介します!

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プロフィール

アンデス

Author:アンデス
ゲイ。26歳。台北市在住。

経歴:
21歳のときにアメリカへ半年間留学。
「海岸沿いゲイ留学記」というブログを綴る。
http://ameblo.jp/gayinlb/

22歳で映像の編集会社に入るも3年で辞職。

前から行きたかった台湾への語学留学を決断。今に至る。

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